
クラウドファンディング First Flight で半年以上前に購入した “REON POCKET” が届きました。
REON POCKET – First Flight – Sony
まだ暑さを感じにくい季節ですが、早速こちらを装着して数日過ごしてみたので、簡単にレビューします。
REON POCKET には、専用のインナーウェアが付属しています。

背中の首元にポケットが付いており、ここにデバイスを差し込んで使います。

ガラケーの大きさに近く、重量はスマートフォンの半分程度 (89g) です。
デバイス本体の変温部はシリコン製で、若干柔らかくなっています。ここが肌に触れることで、体感温度を整えるしくみです。

状態表示ランプと一体の電源ボタン

デバイス上部から排熱する構造
温度調節や設定はスマートフォンのアプリで行います。
REON POCKET (iOS) / REON POCKET (Android)
使用感
REON POCKET には COOLモードの他に WARMモードがありますが、今回は COOLモードのみ使用しました。
装着
インナーウェア着用後に手探りで背中にデバイスを差し込む、という手順がまず難しいです。
毎日行うことを考えると、もう少し簡単に装着できる方法があればいいなと思いました。
またデバイスをインナーウェアに差し込むだけですので、しっかりは固定されません。
上着によっては、浮いたり下がったりしてしまい、温度変化を感じにくい場面がありました。
変温
冷却/加熱には、電気で熱を移動させるペルチェ素子を使用し、ファンで放熱します。
このため、電源を入れると急速に変温します。

アプリから効きの強さ、ファンの風量を調整できる
金属を背中にあてている感覚に近いですが、ぬるくなることはありません。これが意外と気持ちいいです。
オートモードにすると、装着者の動きや温度によって、効きが自動調整されます。(“ライト”モデルは非対応)
体温を上げ下げするわけではないので、日陰やエアコンが効いている部屋にいる感覚とは大きく異なります。
体感温度は周囲の気温より、行動や感情などに影響を受けがちです。そのため、冷えるのが身体のほんの一部でも、体感上の不快感が軽減されるように感じました。
電池持ち
フル充電で90分間動作します。
丸一日仕事で動き回るといったこと無ければ、特に不満なく使えると思います。
少々ハードに使っても、すぐに電池切れが起こることはありません。
問題点
・インナーウェア着用後、デバイス装着が少々難しい
・服や体勢によっては密着しにくく、効果を得られないことがある
・風量によってはファンの音が多少聞こえるため、とても静かな場所では使いにくい
買ってよかった?
買ってよかった : 8.5/10点
・暑さの不快感が軽減される
・安定した無線接続と高速なレスポンス
・USB Type-C 汎用性
・違和感の少ない装着感
・未知のガジェット感